久しぶりに朝ヤンを観た。モーニング娘。、太陽とシスコムーン、ココナッツ娘。なんかが一度シャッフルされて、テンポラリの新しいユニットが3つ出来るという事だ。
しかし、話の流れを見ていくと、結局はモーニング娘。の試練話が80%以上のメイン。その他の人々はいわゆる「かませ犬」扱いだった。それにしても、ちょっと見ないうちに変わったのは保田だ。プッチモニのヒットのせいか、その野心がむしろ安倍を上回る。その昔の長州のようでいい。
しかし、この朝ヤン。鮫肌文殊(1965年生まれ。かつて高2でびっくりハウスの「えんぴつ大賞」を受賞)のシナリオのせいか、プロレスがかっている。「さんまのからくり」「がさ入れ」「電波少年」とともに、テレビが現実に染み込んでくる独特の彼のセンスが凄い。
まさむね
鮫肌文殊、まさむねさんも知ってたんですね。わたしも、ビックリハウスの彼が大賞を受賞した号は覚えています。といっても、その不思議な名前となんか、汚くて力のある漫画風の受賞作?だったって事だけですが・・・内容はすっかり忘れました。
わたしも、前回の朝ヤンみてみました。でも、さすがに誰がどの組かわからず、知らないマージャンを見ているようでした。
ところざわ
多分一番可愛いんだと思う。
安倍なつみの事である。なっち一本化作戦、人呼んでクールファイブ化路線「ふるさと」の失敗で、身代わりも速くドンチャン騒ぎ政策に移行して大ブレイクしたモーニング娘。で、それでもなお辛くもトップの座に居続ける彼女はやっぱりそれだけの外見を備えている。しかし、彼女の本当の魅力は、その可愛さの陰から時折、垣間見られる田舎者の野望だ。今時珍しい女版どっこい大作的向上心はちょうど、女子プロで言えば長与千種の出世物語ように、世間知らずと背中合わせの危険なシナリオを彼女に書かせる可能性もある。
自分を育んだ大地とこれから彼女が活躍していくべき世界とのバランスをどうとって行くのだろうか。
まさむね
大きくなったら、何になりたいのと聞かれ、アイドル歌手と答えてた少女がその夢をあっさりとかなえ、さらにその夢を確実なものにしようと前向きに頑張っている。市井さやかの表情を見ていると、そういった疑問の無い健康的な上昇志向を感じ、それはさらに70年代のアイドル黄金時代の価値観にも通じ、私なんかはなつかしささえも覚えてしまう。
才能あふれる金髪少女・後藤真希の教育係から長じて、モーニング娘。から別れた新ユニット・プッチモニのスポークスマンとして16才とは思えない利発さを見せ付ける彼女は、他のメンバーが男の子向けであるのに対し、むしろ女の子向けの商品として期待されている。
ソロになっても多分いけるよ。彼女なら。
まさむね
さっそく、今日のTBSの朝の番組で、新潟の事件と京都の事件を結び付けて、「父親の死後の母親の甘やかし」という物語に回収しようとしていた。
まぁ、こういった単純化作業はマスコミの仕事(役割)だから、しかたないけど、もう少しひねれよって感じですな。
それよりも、モーニング娘。の中澤祐子だ。
部屋に入るなり早く脱ぎなさいよとか、話をすれば、一体何が言いたいの!とか、常に男をせきたてるように仕切る。そういった男女関係をこよなく愛するM系の男(平均年齢30以上)と、会社に入っても「××先輩!」と姉さんを慕い、常に体育会系プラス宝塚系の奴隷を志願する下済み系の女達(平均年齢20歳)の絶大な支持を受ける関西女・中澤裕子の30秒前に来たばかりなのに、1年も前からそこに居たかのような存在感に、モーニング娘。の背骨を確認して、僕などは思わず「全てを任せた」とつぶやきたくなる。
かつての日本のアイドルグループ界に彼女のような明確なキャプテンキャラが存在した事があっただろうか。それ一つとってみても、わしは、モーニング娘。のオリジナリティを確信するし、それは決して○○アクターズスクール等では学べない事に違いないと思う。
まさむね
何故、矢口なのか。
モーニング娘。の中でも一際小さく、二の腕も太い。誰しもが一度は「何故矢口なのか。」とつぶやきたくなる瞬間、我々はすでに矢口の術中にはまっていると言わざるを得ない。
「LOVEマシーン」で最後の「ラブマシ~ン」そして、「ダンスサイト」では「セクシ~ビ~ム」と常に、ポイントポイントでそのポジションを確保する彼女はそれなりにつんくの評価も高いのだろう。確かに、権威的あるいはあやしげな人気投票でもいつも上位をしめる彼女の魅力は、ロリコン向けという言葉では語り尽くせない。
それよりも、SPEED無き後、小学生をターゲットとした空き家に忍び込んだ感のあるモーニング娘。の立派な戦力だと言っておきたい。
しかし、それでもなお私は今日もどこかで思わずつぶやいてしまう。
「何故矢口なのか。」と。
まさむね
学業に専念するために脱退した福田明日香は、なんかのクイズ番組で、「フランスの首都は?」と聞かれて答えられず、彼女の将来に思いを寄せるファンをはなはだ不安に陥れたものだが、その後釜として、昨年9月にモー娘に就職した後藤真希は逆に、「今、学校で数学どこまで進んだの?」とお笑いに聞かれ、「今、冬休みですから。」と言い切り、学業なぞはアイドルになれなかった者どもの苦役に他ならないわとでもいいたげな表情をちらっと見せた。
彼女の成長こそ、我々が今後、主題として楽しむべき物語なのではないかとその時、私は確信したのである。モーニング娘。の中では早くも2曲目でなっちと並ぶメインの位置をキープした彼女の屈託のなさ(=増長した感じ)と、まだプロになりきれないあまったれた感じが現時点での彼女の魅力である。
しかし、ただの街の娘とアイドルの中間的存在でいつまでも行けるわけでもなく、成長物語の先にある彼女は今の時点では想像もしたくないというのが我々の正直なところではないだろうか。
まさむね
飯田と保田がどの人なのか、週末テレビでその事だけど真剣に見たので知ることができました。この年になると真剣に学ばなければ知識が身につかないのは悲しいことです。保田は、いつも見いてメンバーの中で一人だけコイツちょっと場違いなんじゃなないのかなって思っていた人でした。飯田は怒り顔の人ですね。
ニシムラさんの署名にいつも「。」が最後についているのはモー娘「。」なわけですね
そういえば、監禁少女(なんていう言い方だ!)は両親や自分の名前を忘れないために書き留めて覚える努力をしていたそうですね。(涙 中国の日本人孤児のようだ)彼女のこれからに安らぎが訪れて欲しいけどマスコミが黙っていないでしょうね。映画以上ですもんね、まさにショーシャンクの空にやモンテクリフト伯-岩窟王-の様な人生です。犯人はコレクター(犯人)+ヒッチコックのサイコ(母親)ってかんじですかね。これからはジャンバルジャンな人とかゴリオ爺さんな人とか登場して欲しいですね(いったいどんな?)
監禁中の彼女の現実は夢想する頭の中だけだったのかなあ
自転車後日談は実は家族中ぐるで、こっそり自転車を取り返しにきたら面白いね。
ところざわ
新潟の誘拐監禁事件は、その9年間、少女がずっと何を考えていたのかが気になる。人は9年間もの間、脅えつづけてだけ生きていけるものだろうか。
彼女の頭の中には、どのようなイメージ、願望、物語がうごめいていたのだろうか。人間って何にも考えない事って難しいものだ。
さて、話は変わって、モーニング娘。である。この中で将来性があるのは誰かと聞かれれば、私は間違いなく、安倍、中澤、市井の3人と答えるだろう。その理由は簡単。安倍と市井には聡明さと野望があり、中澤には芸としたたかさがあるからだ。
しかし、わからないのは後藤と矢口。そして、将来性があまり見えないのが、飯田と保田である。
ただ、私はだからこそ、飯田と保田に注目してしまう。逆に今だからしか2人を楽しめないような気がするからだ。飯田の不気味さは前回話したので今回は、保田について。
彼女を見ていると今、現在が最高の時間であるっていう事を余すところ無く表現している。別な言い方をすれば、10年後の保田は想像もしたくないと思わせるものがある。「LOVEマシーン」のミュージッククリップでは逆に「未来は♪」っていうところだけが、彼女のアップであるところが、逆に皮肉である。
ベテラン歌手にも、バラドルにも俳優にも成れないであろう彼女の今を見る事は、せつない桜を見るようなものだ。福田や石黒のようにスパってやめることが彼女にできるかどうか。彼女にはそれほどの聡明さはないだろうが。
まさむね。
かつて、坂口安吾は「突然、何かに突き放されるような感じ」の事を文学における「ふるさと」という言葉で表現したが、これは、例えば、ジャイアント馬場を見ていたときに感じた一瞬の沈黙とか、漫画ならばつげ義春なんかにも感じるような冷たさとも通じるものなのじゃないかと思っている。
こういう観念に取り付かれてしまうと、どうもそれからは自分が何かを見るときの指標としてこの「ふるさと」探しという事がメインテーマになってしまう。
そこで、モーニング娘である。別に彼女たちの「ふるさと」という曲の事を言いたいのではない。僕はそのモーニング娘。の飯田香織に、そんな感じを感じたのだ。彼女の自分を持て余した感じ、居心地の悪さは、モーニング娘。でも異色中の異色である。
それは中澤のあねさん的なサバサバした魅力とも、なっちの正統的なアイドル性よりも、後藤のまだアイドルになりきれないが、その成長物語よりも、市井さやかの健康な向上心よりも、矢口のロリコン的なエロスよりも、保田のアイドルにしかなれなかったと言わんばかりのハツラツな馬鹿よりも、実は僕の目をひくのであった。
おそらく沖縄アクターズスクールからは逆立ちしても登場し得ないような彼女たち、特に飯田に僕は注目したい。
まさむね。
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