カテゴリー別アーカイブ: 政治

地域社会からこぼれ落ちてしまった人々、そういった人々の心情を汲み取れなくなったことが現代の政治の一番大きな問題点だ。

越智金融相の口走り雑感

朝、テレビをつけてみると、金融相の越智という男が、どっかの内輪の講演会(実質的には献金名目でワイロを渡すためのパーティ)で、「銀行を救うためには60兆でも都合つけますよ。」みたいなその場だけで通用するような暴言を口走り、そのテープをこれまた胡散臭いルートで入手した民主党の若手議員に公表され、いきなり窮地に立たされたと思いきや、「あれはヨイショだ」と、身もフタもない真実を人当たりの良さそうな善人口調で言うもんだから、我々テレビの前の無責任衆を多いに憤慨させ、これがまた水戸黄門真っ青な見世物となっているではありませんか。
多分、これからも、こういった口走りは「こんな事言っちゃまた怒られるかもしれませんが…」等というような接頭語を伴った内輪ギャグとして成立するんだろうな。と同時にそういったセリフを言うときって気持ちいいんだろうな。そういう個人的な気持ちよさの前では政治倫理なんてギャグにしかならないんだろうな。
全部、想像だけど。

まさむね

中山はストレートでいい。

その昔、エイズ問題で帝京大の安部教授が登場した時、そのあまりの憎たらしさに、これでプロレスも終わりだと思ったものでした。
ようするに、現実世界で本物のヒールが出てきてしまうと、プロレス的ヒールなんて、物凄くチャチに見えてしまうんですよね。
今回の中山建設大臣は、安部教授には遠く及ばないにしろ、天然ヒールの素質は十分ですね。あの無自覚さがいい。
小沢一郎みたいにカメラに顔が映ると一瞬遅れて、作り笑顔をするから、その落差がとてつもなく不気味にテレビが捕らえ、お子様や主婦層を無条件に不安にさせるという、さらに奥の深い天然ヒールもいるけど、中山みたいなのはストレートでいい。
勿論、僕は見世物としての中山について言っているのであって、発言内容は聞いてないからわかりません。

でも環境問題とか、原発とかいう話になるとどうして、左寄りの人は必ず、開発反対ってなって、右寄りの人は賛成になるんだろう。昔から不思議でした。左寄りだけど、原発支持みたいな人いないのかな。そういう人が個性のある人といういうんじゃないかと思ったりします。まぁどうでもいい話題でした。

まさむね。

吉野川の住民投票

事の是非はともかく、テレビに出まくっていた建設省の大臣、強烈でしたね。抗議の電話も来てたらしいけど、一方的に喋りまくって、まあ、普通の人なら誰でも反感を覚えるような態度でした。
なんで、短絡的な人が当選しちゃうのかな?普通ならテレビにも写っているし、好感をもたれようとするだろうにね。逆効果なのわからないのかな??
以前、深夜の討論番組で原子力推進派の学者?が出演していたのですが、紳士的で、穏やかで、好感度良い感じで意見を述べていたのですが、反対派の意見の急所をドンドン突いてきて、悪魔がこの世に存在するなら、この人だと思いました。

そいうえば、立花隆のHPって全然更新していないんです
よね。インターネット、利用するなら少しは更新して還元しろよって感じですね。
でも、そのページで以前相撲の八百長を訴えた元大鳴戸親方と後援者が同じ病院、同じ死因で同じ日に死んでいて疑問を述べていたけど、遺伝子や宇宙なんて他のライターでも調べられるんだから、タチバナ、おまえ、それだけいうなら自分で八百長相撲調べろよって感じですよね。
遺伝子や宇宙じゃ刺客はこないけど、相撲はヤバそうですからね。角栄本で命賭けたから、その後はヒヨっちゃったのかなあ

ところざわ

ノック辞任?

今日の朝のニュースはノック辞任と桶川の女子大生
殺人事件の2つだった。
2つの事件に共通しているのは、それを報道する
人々がきわめて建前的な対応を強いられるニュース
ではないかということである。

まずノック。誰が考えても、彼が仕出かした事と
彼が負わなくてはならない事のバランスが悪い。

インタビューに見る大阪府民や府議会議員の発言
を見ていても、怒っているというよりも嫌気が
さしているという感じだ。でも、ここでまぁその
くらいいいじゃないかという事は誰もいえない。

ノックの自宅や公邸からダンボール50箱分の
証拠品(調査品)が持ち出されたというが、ノック
が車の中でわいせつ行為をしたことを調べるため
になんでそんなに大量の書類等が持ち出されなけれ
ばならないのか。税金の無駄使いもいいところだ。
はたしてそのダンボールの中身に女性の下着とか
諸道具類などが入っているのであろうか。

さて、一方、桶川の女子大生殺人事件。殺人容疑
で逮捕されたのは、ストーカーの兄(弟?)の経営
していた風俗店の関係者だ。(ストーカー本人も
店を何件かやっていたらしい)
誰しもが思うがしかし、誰も口にしない疑問は、
なんで女子大生が風俗店の店長と「お付き合い」が
あったのという点だ。

結局、これらの事件はマスコミの奥歯にもののはさ
まった報道によって、逆に想像を掻き立てるもの
になっているという点において共通点がある。

精神分析の岸田秀や経済人類学者の栗本慎一郎によると、ポルノの禁止は、性欲の減退を阻止するための苦肉の政策ということであるが、それと同様に、報道の規制は、よりビビットな想像をさせるための手段に思えてくる。

そういえば、先日来、話題になっている音羽の幼児殺人事件にしても、肝心な殺された娘の母親の性格とかが報道されないため、逆にその女は我々のなかで、よく居るタイプの法律とは無関係な嫌な奴という像が出来てしまい、よくわからないのに、山田みつ子に同情してしまう人を大量発生させてしまった。
(僕も同情した一人だけど)

だれか、こういう状況をテレビでうまいこと説明してほしい。

まさむね

想像力の谷間

ノックの事件はノック的常識な事件で、別に何の驚きもなく、もうどうでもいいやって感じです

桶川の事件も音羽のお受験が殺人になるなら、桶川の風俗も殺人位あってもなんら不思議はないわけです。

雑誌や新聞はそれはそれでスキにはなれないけど
どうにもテレビのあの小市民的正義を振りかざすのはうんざりって感じです
でも、その閉塞間が音羽にも桶川にもあって事件の舞台になったのかもしれないですね。

事件は憎まなきゃいけないのかもしれないですけど
その舞台にあった当事者間には、人間的な輝きがあったのかもしれないですね。

ところざわ