来年の紅白歌合戦にモーニング娘。が出場するにはどうすればいいのか

モーニング娘。の11年連続、紅白歌合戦出場の夢が途絶えた。
と同時に、ハロー!プロジェクトとしての紅白出場者は一人もいない状況になってしまった。
(唯一、里田まいが羞恥心 with Paboのメンバーとして出場)

ファンにとっては痛恨の痛みだ。
しかし、来年はきっと出場するに違い。今回は、モーニング娘。の歴史を振り返りながら、来年の紅白出場に向けての新たな提言をしてみたいと思う。

そもそも、モーニング娘。がデビューしたのは、今から10年前の1998年。
ASAYANオーディションの落ち組の5人(中澤裕子、石黒彩、飯田圭織、安倍なつみ、福田明日香)がメジャーデビューを目指して、大阪・心斎橋のHMVやナゴヤ球場でのCD手売りからのし上がったのである。
すなわち試練とハングリー精神から始まったのである。

実は、この1998年は、J-POPにおいても、さらにそれを取り巻く、日本社会においても大きな断層のあった年なのである。

社会史的に言えば、この頃、この社会的変化を象徴する二つの事件が起きている。

一つが、山一證券の廃業だ。
これは、「学校に行って、いい企業に入って真面目にやっていれば一生安泰」という夢の崩壊の象徴である。
そしてもう一つが、和歌山の砒素入りカレー事件だ。
こちらも「日本中どこにでもある共同体。そこに普通に暮らしていれば安心」という夢の崩壊の象徴である。

社会学者の山田昌宏氏は、この年に起きた、大きな社会的変化を1998年問題としてまとめている。
以下に上げるものの数が、この年に激増しているというのだ。

自殺者数
青少年の凶悪犯罪(殺人、強盗、強姦)の数
成人事件の強制わいせつ認知件数
セクハラ相談件数
児童虐待相談処理件数
離婚件数
できちゃった結婚の数
不登校児童の数
高校の中退率

このような現象は、それまで日本を支えていた社会システムの崩壊と言い表せると思う。
そして、このような社会の変動時期には、人々は、それまで活躍していたアーティストから、新しい時代のアーティストを求めるものなのである。
歌は世につれ、世は歌につれ と昔から言われるが、こういう事なのである。

これらの社会的変動という大きな流れの中でJ-POP界にも大きな流れが起きている。
この頃、90年代を席巻した小室ブームが終わりつつあったのだ。
彼の最後のミリオンセラーは、1997年、コギャルの卒業ソングと解釈された安室奈美恵の「Can you celebrate?」と”嘘”との決別を表現した華原朋美の「Hate tell a lie」であった事は、一つの時代の終わり(新しい時代の胎動)を示唆していて興味深い。
また、同様にギャルの応援歌を歌い続けたSPEEDも、1998年、ソロとしての活動が目立つようになり、翌年に解散する。

そして、同時に、この年(1998年)は、モーニング娘。の他、宇多田ヒカル、MISIA、椎名林檎、aiko、そして、浜崎あゆみ等、自分の個性を、自分の言葉とサウンドで表現できるミュージシャンの多くがデビューするのだ。
本格的なR&Bサウンドを日本化した宇多田ヒカルとMISIA、女の子の本音をロックで表現した椎名林檎、普通の人の普通の言葉で恋心を表現したaiko、アダルトチルドレンの内面を表現した浜崎あゆみ等の多彩な面々。

その中で、初期のモーニング娘。も、ターゲットユーザーを男子ではなく、どちらかといえば、女子に置いていた。
それはまだ90年代の小室系(ギャルの応援歌)の世界観を引きずっていたようにも思える。

ねえ はずかしいわ 
ねえ うれしいのよ
あなたの言葉
「モーニングコーヒー飲もうよ二人で」

門限どおりに 
うちに送ってくれる
私より弱虫ね 
時間が来るまで
ぐるぐると遠回り くちづけも出来ない人

これはメジャーデビュー曲「モーニングコーヒー」の冒頭の歌詞であるが、ストリート系少女の生活が如実に表現されている。

また、この時期のCDジャケットを見ると、2作目「サマーナイトタウン」「抱いてHOLD ON ME! 」「Memory 青春の光 」から、国民的大ヒット曲「LOVEマシーン」までの写真は、挑発的な視線をこちらに向けてたたずんでいる。
そんな彼女達には男性に対する媚は見られない。

しかし、モーニング娘。にも転機が訪れる。
「LOVEマシーン」のミリオンヒットによって、彼女達は一気に国民的アイドルとしての地位を得てしまうのだ。
こうなると、逆に挑発的な視線は邪魔なものになってくる。

そして、CD販売的にピークをむかえる2000年の「恋のダンスサイト」には、彼女達の笑顔は、全開になるのである。
また、この年の第4期オーディションでは、石川梨華・吉澤ひとみ・辻希美・加護亜依の個性的な4人のメンバーを迎え入れる。

もともとモーニング娘。は、その名前の起源からして、「モーニングセットのように、一つのメニューにいろんな物(コーヒー、サラダ、トースト、ゆで卵等)が載っているようなグループ」というコンセプトがあった。
そういう意味で小柄な辻、加護、大柄でボーイッシュな吉澤、超美形の石川をここでそろえたのは、正しい選択だったと思われる。
国民的アイドルとして、モーニング娘。を日本人のマジョリティに認知してもらうためには、一人一人のキャラ立ちが絶対に必要だったからである。

しかし、おそらく、つんくは、このような状況がいつまでも続くとは考えていなかったであろう。
それは常識というものだ。ピンクレディーだってSPEEDだって、全盛期は2年が限界だからである。
選択肢は2つあった。このまま国民的アイドルとして、拡大路線を取るか。そしてもう一つは、コアファン(当時およそ10万人の男性ファン)に特化した商品にしていくか。の2つである。

そして、その方針が明確に示されたのが、2001年に行われた第5期オーディションと、2002年に行われた第6期オーディション(発表は2003年)である。

高橋愛、紺野あさ美、小川麻琴、新垣里沙(第5期)、亀井絵里、道重さゆみ、田中れいな、藤本美貴(第6期)と大量に加わった新規メンバーは誰もが標準的にかわいい。
いわゆる男好きのする娘(女性から見て「この娘は、世間の男は好きそうだなぁ」とした漠然とした感じを持つような娘)を集めている。
それゆえに、第5期、第6期の娘達には、第4期メンバーのように凹凸が見られないのだ。

また、2002年にはエース後藤真希を卒業させたことも、同じ流れの上にあると考えることが出来る。
歌の才能、その容姿において、絶対的な人気はあるが一方で、無愛想な彼女をコアファン向け商品には入れず、ソロとして別商品にしたのだ。
この頃の後藤のソロには、どちらかとえば、ヤンキー的な風味が強い。
それはアイドルというよりもアーティスト指向、モーニング娘。というよりも、どちらかといえば、浜崎あゆみにターゲットが近いような感じがしたものである。
それを考えると、その後、遠回はしたが、後藤がエイベックスの所属となった事はある種の宿命を感じさせる。

僕はこのつんくの路線は基本的に正しかったと思っている。
これによって、モーニング娘。ビジネスは、マスという海に向かって地引網を引くような戦略から、”固定ファンから厚くいただく”戦略に切り替えたのである。
新しいファンを獲得するのではなく、囲い込んだコアファンを満足させる方向に進んだのである。

別のエントリー(モーニング娘。の奇跡)において、詳細を書いたが、2004年~2008年までの間、彼女達のCDの初動は、ほとんど変化がない。
例えば、2004/05/12発売の「浪漫」は、36,531枚で4位だが、2008/04/16発売の「リゾナント ブルー」は48,086枚で3位なのだ。
ということはモーニング娘。をささえるファン層の厚みはそれほど変っていないことを示しているのだ。
そして、おそらく、これらのファン層に対して、CD、コンサート、ディナーショー、旅行、グッズ、携帯サイトなどのサービスを行うことでビジネスとしては十分に成功しているのである。

しかし、この路線に切り替えたという事は、ビジネス的に安定する一方で、長い目で見れば、いつかいわゆる世間の目から消えざるを得なくなってしまう事も意味していた。

おそらく、このことの象徴的な出来事として、2008年の紅白不出場を理解すべきなのである。
だから、もしも、2009年の目標が紅白再出場であるとするならば、今までの方向性を転換させる必要があると思われる。

どうすればいいのだろうか。

ここで、モーニング娘。の原点に戻ってみよう。
先ほども述べたが、あの頃(1998年頃)、社会の大きな変動があった。それに伴って、新しい表現を持ったアーティストが出現した。
モーニング娘。も最初のターゲットは同性の娘(女子中高生)だった。
おそらく、来年は今年以上に、不況の波が日本列島を覆うだろう。
その苦しい中で、女子中高生はきっと新しい価値観を生み出してくるに違いない。
モーニング娘。の表現が、そんな女子中高生の価値観を再度、汲み取れるかどうか、おそらく、そこが、紅白に出場できるかどうかの鍵を握ると思う。

そして、そのためには、世間に届くような形で、新たな競争原理、ハングリー精神を導入する事が大事だと思う。
現時点では、それが、新メンバー加入か、現メンバーの脱落か、新しい曲や詞の応募になるのか、解散+全員新規オーディションになるのか、わからないがいずれにしても2009年は勝負の年になると思う。

ただ、勿論、小さくともビジネスとして生き続ける限り、現状のモデルを継続するという判断もおおいにあるだろうが、それであれば、来年の紅白への道はますます遠くなることは覚悟しなければならないのではないだろうか。

参照:何故、ハロプロの中で里田だけが紅白に出演出来たのか

まさむね

テレビ業界不況を反映した紅白出場者決定

紅白出場者が決まった。

ほぼ、下馬評通りの選出だったが、ミスチルの初出演にはちょっと驚いた。
さすがに、オリンピックのテーマ曲「GIFT」とかも作ってたから、結局は人間関係で押し切られたといったところか。
「大晦日に、他のアーティストと一緒に歌えるのは感激です」とは桜井さんから、伝わっている感想だが、まさしく大人の対応だ。
だったら、今までとうして?っていうのは小さなツッコミ。

今年は、民放キー各社のコンテンツ絡みのアーティストが出揃った。

日テレは「崖の上のポニョ」の藤岡藤巻と大橋のぞみ。
TBSは「私は貝になりたい」から中居正宏と仲間由紀恵。司会に抜擢だ。
フジは「ヘキサゴン」の羞恥心withPabo。
テレ朝は「相棒」の水谷豊。

テレ東だけ、ハロプロ関連落とされて、ちょっと涙目?(正確に言えば、Paboの里田はハロプロだが)

しかし、これほど、各社タイアップ企画のキャラが軒並み登場するっていうのは、いつのまにかどっかで、”橋”を渡ったんだろうね。
とにかく、今期は、CMのスポットが入らなくて、各社減益。特に、日テレ、テレ東が赤字転落らしいからさ、とにかくテレビ業界自体が大ピンチ。なんとか、各社、不動産業(サカスのTBS)とか、コンテンツ事業部系の売上げ(「相棒」のテレ朝)、番組制作費予算カット(フジ)でなんとかしのいでいる状況でしょ。昔の映画会社みたいだよね。
いまや、今は、各社が競っているというより、みんなで斜陽産業を盛り上げようっていう事か。今年のテーマは“ひとの絆(きずな)”らしいが、どこか痛い。

でも、ちなみに各社のワイドショー、夕方のニュースで紅白歌手出場決定って大々的に報道していたわりに、そのニュースの最後で、自社の番宣を5秒位入れる苦しさも笑えた。

その他、初出場で、即納得は、Perfume、ジェロ、青山テルマ、いきものがかり。
ジェロは演歌歌手らしく、「(亡くなった)おばあちゃんのお陰です」って親孝行をアピール。
Perfume、いきものがたりは、それぞれエコCM、合唱コンクール等で”取引口座”がすでにある。NHK御用達系と言えなくも無いか。

個人的に興味深いのは木山裕策。月曜日の深夜番組の「歌スタ」からの成り上がり。
4人の子持ち、病気持ち、オーディション出って三拍子揃った奇跡の新人だ。

紅白には、こういう人生ドラマ系苦労人枠って毎回1~2づつあるよね。
今年は、この人と秋元順子。

そういえば、森進一は「おふくろさん」歌うんだろか。別に聴きたいわけじゃないけど、ちょっと気になる。

でもモーニング娘。落選がショックは僕。地方公務員層を支持基盤においていた彼女達だが、昨今の交付金削減、補助金カットなどの荒波が、地方公務員たちの給料に影響し、パッケージ販売を鈍らせたか!?
「ペッパー警部」も、阿久悠ネタ+前作からの期間などを勘案する限り、満を持したにもかからわず、今ひとつだったしな。
でも、ネットでは、今、紅白関連の話題ってモーニング娘。落選一色。
2ch、その他でも、ファン達の反省会、及び、今後の対策会議のスレが乱立している。
さすが、コンサート終了後、会場外でいくつかのグループでまとまり、「本日のコンサートの反省会」「高橋愛体制後の娘達の将来」等を真剣に議論してくれる暖かい(?)ファンがささえている。
心配しなくても、大丈夫だよ、ミッツィ~。

あと、保釈中の小室哲也は、残念落選。それでも、KEIKOが宇多田ヒカルの協力を得て、「Prisoner of Love」(翻訳すると愛の囚人)歌うとか。
「平気な顔で嘘をついて 笑って 嫌気がさして 楽ばかりしようとしていた ないものねだりブルース ~♪」って、ないか。

まさむね

モーニング娘。の奇跡

「ハロモニ@」の放送が終了した。
最近、他の番組でモーニング娘。を見る機会が激減していたので、この番組の終了はまことに残念だ。
この番組の視聴率が0.1%になった、みたいな、つらい情報がしばしば流れていたので、いつかはこうなる日が来るかもと思っていたが、その時はあっさりと訪れてしまった。

くしくも、そのハロモニ@の最終回が放映された週にモーニング娘。の最新シングル「ペッパー警部」が発売された。
本日のオリコンウィークリーでは3位、売上げ枚数は、発売枚数は1週目で38,596枚だ。

この数字は高いのか、低いのか。

一般大衆的な感覚では、はっきり言って、モーニング娘。は過去のグループである。
しかし、業界全体として、CDの発売枚数が激減している中でこの数字は決して悪くない。
いや、逆に言えば、モーニング娘。は凄い。あるいは極論すれば奇跡ではないのか。

下記の通り、CD発売1週間での発売枚数(生涯売上枚数ではない)は、ここ4年位、若干の上下はあっても、それほど変っていないのである。

2008/09/24 ペッパー警部 38,596枚 3位
2008/04/16 リゾナント ブルー 48,086枚 3位
2007/11/21 みかん 28,082枚 6位
2007/07/25 女に 幸あれ 43,364枚 2位
2007/04/25 悲しみトワイライト 53,551枚 2位
2007/02/14 笑顔YESヌード 40,884枚 4位
2006/11/08 歩いてる 40,967枚 1位
2006/06/21 Ambitious! 37,065枚 4位
2006/03/15 SEXY BOY 36,531枚 4位
2005/11/09 直感2 43,535枚 4位
2005/01/19 THE マンパワー!!! 51,421枚 4位
2004/11/03 涙が止まらない放課後 50,967枚 4位
2004/05/12 浪漫 36,531枚 4位
(オリコンのHPによる)

世間の視線からモーニング娘。が”消えて”しまった中、上記の数字は、このグループのファンの忠誠心の異常な高さを示していると思う。

もともと、モーニング娘。はASAYANというオーディション番組から出てきたユニットである。1997年につんく♂が開催したオーディションに落選したメンバー(中澤裕子.石黒彩.飯田圭織.安倍なつみ.福田明日香)が敗者復活を期して結成されたグループである。
それゆえ、彼女達の初期のウリはハングリー精神だったのだ。だらか、彼女達のパッケージ写真の流れを見ていくと、「サマーナイトタウン」「抱いてHOLD ON ME」から、メジャースターダムの地位を確立した「LOVEマシーン」まで、決して笑っていない。
逆にこちらに対して挑戦的な視線を向けているではないか。特に安倍なつみのギラギラした態度は、初期のモーニング娘。を象徴している。

さて、このグループをささえるファンたちは、伝統的なアイドルオタク達がアイドル史の流れでファンになったというよりも、いわゆるアイドルヴァージンの男達がモーニング娘。登場の衝撃によって、オタク心を喚起され、ファンになったと言われている。
すなわち、「最初がモーニング娘。」っていうファンが多いんですね。
それが、彼らの忠誠心の高さの原因とされる事が多い。

と同時に、ある社会学者の調査によると、モーニング娘。のファンには地方公務員が多いというが、彼らの職業倫理がファン倫理に横滑りしているのだ。それが、彼らの忠誠心の強さの一因になっているのかもしれない。
ファンクラブの退会理由の一番が「一身上の都合」であるという伝説があるが、モーニング娘。のファン層を考えると、むべなるかな、って感じなのである。

もし、今後、モーニング娘。の人気が下降する日が来るとすれば、地方改革、金融不況の果てに、地方公務員のリストラあるいは、その財布を脅かす状況が進行した時であろう。

いや、そんな時が来ても彼らは忠誠心を持ち続けるのかもしれないし、持ち続けてほしい。

まさむね

大仁田と鶴太郎

朝のテレビドラマ小説「私の青空」で主人公・なずなのお見合い相手が片岡鶴太郎であった。これであの大仁田厚と恋敵になったわけであるが、15年位前の全日本プロレスの会場で、しがないジュニアレスラーだった大仁田に対して顔が似ているということで「つるたろぅ~」ヤジが起きていたのが妙になつかしい。
それにしてもモーニング娘。の安部なつみは、オリンピックの応援の席次で、ついに後列になってしまった。世間は厳しいということか。

まさむね

モーニング娘。あれこれ

元モーニング娘。の福田明日香が大学受験のために予備校に通っているというニュースが報道されたが、これってニュースかなと思わず笑ってしまった。
脱退直前のトーク番組でフランスの首都が言えなくて、我々を不安にさせた彼女だが、今は普通の娘なのだから。その福田の後を脈々と継ぐのが、アメリカの歴代大統領を一人言えと言われて「ソビエト」と答えて、またしても我々の目の前を真っ白にさせた石川に違いない。
先日のASAYANにて、ハッピーサマーウェディングのレコーディング風景で、「アチョー」という矢口の叫びの元々のアイディアが「アッポー」(c)馬場だったとのエピソードを確認出来て嬉しかった

まさむね

モーニング娘。なっちとノアの垣原

モーニング娘。の安部なつみの欲しいものが「どこでもドア」という本来だったら、ファンタジックアンサーになるはずの答えがFOCUSのおかげで、いきなり薄暗いリアリティを帯びてしまうのはなんとも気の毒だ。いっその事、中沢のように欲しいもの=男と開き直っておいた方が被害は少なかったかもしれない。
それにしても、ノアの垣原だ。旗揚げ第2戦の出場メンバーにいなかったことからはやくも、ノア脱退かとの噂も流れている。ノアの規制緩和の建前に喜び勇んだ垣原は、宴会の無礼講を勘違いした新入社員のようなものかもしれない。それにしてもどうなるのか。

まさむね

気なる保田の今後

今朝、モーニング娘。の市井さやかが脱退というニュースをテレビでやっていた。
朝のワイドショーのトップだった。半年前の石黒の時と比べると格段の扱い。このままモーニング娘。にとどまってもメインになれる確率はあまりにも低い。だからこそ、絶頂の今、脱退するとは、さすがに聡明だ。もちろん、その聡明さは今後の活動でこそ試されるのだが...
市井がいなくなると保田も後藤も言語能力がないから、どうなるのかプッチモニ。
後藤はモー娘のクリーンアップだからいいにしても、あわれな保田の今後はどうなる?
飯田とともに注目だ。

今週の深読み。
誘拐事件で無事保護された徹君の目が笑ってないのが気になって仕方が無い。
父親に抱きかかえられた時に、手は振っているのだが、目は笑っていない。彼を紹介する一連のスナップショットもどれもこれも目が笑っていない。これは彼が宿命的に持つスティグマ(聖痕)なのだろうか。

まさむね

大前はどうでもいいけどSPEED解散

大前研一といえば、ビジネスチャンネル(スカパー)はどうなったんだろう。本当にドットコム革命(ショック)信じてるんなら、自分で勝手に儲けろよ。

ところで、ついにSPEEDが解散した。その空き家に入ったのがモーニング娘。という事なんだろうけど、SPEEDが子供たちの前向きの内面を極めて抽象的に代弁した歌(文部省推薦も夢ではない歌)を歌っていたのに対し、モーニング娘。の歌は逆立ちしても卒業式の式次第で歌える歌じゃないよな。
もっとも、モーニング娘。だって、LoveMachine以前は、結構、内面を吐露するようなの歌ってけど。

まさむね

久しぶりの朝ヤン

久しぶりに朝ヤンを観た。モーニング娘。、太陽とシスコムーン、ココナッツ娘。なんかが一度シャッフルされて、テンポラリの新しいユニットが3つ出来るという事だ。
しかし、話の流れを見ていくと、結局はモーニング娘。の試練話が80%以上のメイン。その他の人々はいわゆる「かませ犬」扱いだった。それにしても、ちょっと見ないうちに変わったのは保田だ。プッチモニのヒットのせいか、その野心がむしろ安倍を上回る。その昔の長州のようでいい。
しかし、この朝ヤン。鮫肌文殊(1965年生まれ。かつて高2でびっくりハウスの「えんぴつ大賞」を受賞)のシナリオのせいか、プロレスがかっている。「さんまのからくり」「がさ入れ」「電波少年」とともに、テレビが現実に染み込んでくる独特の彼のセンスが凄い。

まさむね

やっぱりなっちだ。

多分一番可愛いんだと思う。
安倍なつみの事である。なっち一本化作戦、人呼んでクールファイブ化路線「ふるさと」の失敗で、身代わりも速くドンチャン騒ぎ政策に移行して大ブレイクしたモーニング娘。で、それでもなお辛くもトップの座に居続ける彼女はやっぱりそれだけの外見を備えている。しかし、彼女の本当の魅力は、その可愛さの陰から時折、垣間見られる田舎者の野望だ。今時珍しい女版どっこい大作的向上心はちょうど、女子プロで言えば長与千種の出世物語ように、世間知らずと背中合わせの危険なシナリオを彼女に書かせる可能性もある。
自分を育んだ大地とこれから彼女が活躍していくべき世界とのバランスをどうとって行くのだろうか。

まさむね