若乃花の神

文芸春秋今月号に若乃花の引退後の気持ちなどが書いてあり、約90%はどうでもいい感謝系の人情話だったたが、その中で自分が横綱になれたのは、「他の人よりもより神が手助けしてくれたから」と述べているくだりがあり、ちょっとハッとさせられた。
でも、横綱で優勝できなかったのは、横綱になってから神が助けてくれなくなったからだというような事も言っていた。
元々横綱というのは、神が宿る肉体として、注連縄をつけていたはずだ。それが形式だけじゃなく、実感としても若乃花の口から語られたということは面白いと思った。
同じ号の文春に、女子マラソンの五輪代表問題が出ていて、いろいろと書いてあったがこの記事のポイントはその東京、大阪、名古屋の大会がそれぞれ、新聞社(テレビ局)の宣伝として機能しているため、一つにすると他のレースが興ざめになるから、各社が反対しているのだということ。それに関しては、正直、建前論だけのテレビのニュース解説番組だけ観ていても読み切れなかったが、言われてみればそうだな。

まさむね

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